ローカルエナジーシステム株式会社は、地域の森林資源を活かし、持続可能な未来を支えるエネルギーづくりに取り組む会社です。これまで十分に活用されてこなかった国産バーク材を原料に、脱炭素社会の実現に貢献するバイオマス燃料を製造しています。地域資源を地域で循環させる仕組みをつくり、環境と経済の両面から地域社会の発展に寄与しています。
基本情報
| 会社名 | ローカルエナジーシステム株式会社 |
|---|---|
| 設立年月日 | 2023年5月18日 |
| 資本金 | 50,000,000円(2025年4月1日現在) |
| 所在地 |
【 本社 】 大阪府大阪市西区靱本町一丁目11-7 【 西条事業所 】 愛媛県西条市港157-1 |
| 代表者 | 小泉 亨 |
| 事業内容 | 木質バイオマスその他燃料の企画開発、技術支援、製造販売、輸出入及びその仲介業 |
| 出資者 |
株式会社熊谷組 神鋼商事株式会社 清本鉄工株式会社 |
社長挨拶
地域の森林資源を地域のエネルギーに。
当社は、持続可能な未来のために新しいエネルギー源を作り、地域循環させるシステム作りに取り組む会社です。これまで使い道が限定され、その多くは廃棄物として処理されてきた国産バーク材(木の皮)を加工し、石炭火力発電効率を上げ環境負荷を減らすエネルギー源・ブラックバークペレット(BBP)を製造します。BBP製造・販売事業は、地産地消型の未利用バイオマスの活用、国内林業の活性化、石炭火力発電所におけるCO₂排出量の削減や脱炭素、更には電力安定供給といった社会の諸課題の解決に貢献しようとする新たな取り組みとなります。環境分野から社会へ、地域活性化へ貢献し、地域と一体となった事業を展開していきます。
企業理念
ビジョンと使命
私たちが描くビジョンは、人と自然が調和し、地域の力でエネルギーを生み出せる社会です。地域資源を地域で循環させる仕組みを育てながら、環境負荷を減らし、持続可能な未来を形にしていきます。次の世代が安心して暮らせる社会を築くこと、それが私たちの目指す姿です。
私たちの使命は、再生可能エネルギーの普及を通じて、地域の資源を循環させ、環境保全と地域経済の両立を実現することです。これまで十分に活用されてこなかった森林資源に新たな可能性を見出し、地域とともに歩むエネルギーシステムをつくり上げる。それが今後私たちが果たすべき責任だと考えています。
持続可能な未来のための、チャレンジ
私たちは、使い道が限定されていたバーク材(木の皮)を活用し、木を無駄なくあますことなく利用することが、国内林業に新たな道を拓き、ひいては林業の活性化に繋がると考え、2021年、バーク材を原料とした脱炭素バイオマス燃料(BBP)を開発しました。その技術を実践するため、愛媛県西条市において製造拠点の建設に着手しています。脱炭素の取り組みを積極的に実施し、地域の方々と一体となった事業を展開していきます。
グループ会社
- 株式会社熊谷組
- 株式会社ガイアート
- 華熊營造股份有限公司
- ケーアンドイー株式会社
- テクノス株式会社
- テクノスペース・クリエイツ 株式会社
- 株式会社テクニカルサポート
- 株式会社ファテック
パートナー企業
- 神鋼商事株式会社
- 清本鉄工株式会社
沿革
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2021
株式会社熊谷組と清本鉄工株式会社の共同により脱炭素バイオマス燃料「ブラックパークペレット(国産バーク材原料)」の開発に成功
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2022
愛媛県西条市にてブラックバークペレットプロジェクト始動
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2023
5月
株式会社熊谷組と清本鉄工株式会社の共同出資会社「ローカルエナジーシステム株式会社」を設立。
「ブラックバークペレット」を製造・販売事業として事業着手。
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2025
4月
神鋼商事株式会社が新たに事業参画
未来への挑戦
ブラックバークペレット(BBP)は、石炭火力発電の脱炭素化手段として、今後、需要が伸びることが期待されます。
国内においては、愛媛県西条市における本BBP製造・販売事業について、BBP量産を軌道に乗せ、半炭化技術・ノウハウを確立した後に、地産地消型バイオマス事業の1つとして、BBP製造・販売事業を四国以外の他地域で展開することを構想しています。
また、大口需要家からの石炭火力でのバイオマス燃料の混焼材需要は、今後更に高まるものと想定しています。国内のバイオマス資源のみでこれらの需要に全て応じることは難しく、海外のバイオマス燃料を用いることは必須と考えています。本BBP製造・販売事業で得た半炭化技術・ノウハウをもって、アジア諸国で半炭化バイオマス燃料を製造し、輸入販売する事業構想についても検討しています。既にベトナム産アカシアを原料にした半炭化バイオマス燃料を試験製造し、国内の発電事業者へ納入した実績があり、今後、量産化に向けた検討を行います。