<プレスリリース>
報道関係者各位
2026年7月吉日
株式会社熊谷組
神鋼商事株式会社
清本鉄工株式会社
ローカルエナジーシステム株式会社
株式会社熊谷組(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:上田真)、神鋼商事株式会社(本社:大阪府大阪市/代表取締役社長:髙下拡展)および清本鉄工株式会社(本社:宮崎県延岡市/代表取締役社長:清本邦夫)が共同出資する「ローカルエナジーシステム株式会社(本社:大阪府大阪市/代表取締役社長:小泉亨)」が愛媛県西条市で建設を進めていた国内初のブラックバークペレット(以下、BBP)製造工場が竣工しました。本工場は、木材加工時に発生するバーク(木の皮)を原料とした木質ペレットを製造し、炭化装置で熱処理することで、高付加価値な脱炭素社会に貢献する新エネルギー「BBP」を製造する生産拠点です。商業運転を行うブラックペレット工場としては国内最大規模の製造能力を誇り、バークを原料とする工場としては国内初の事例となります。
◼️竣工式概要
2026年7月15日(水)に西条ペレット工場の竣工式を行い、西条市の越智三義市長、愛媛県東予地方局の加藤道和局長をはじめ、熊谷組の上田真代表取締役社長、神鋼商事の髙下拡展代表取締役社長、清本鉄工の清本邦夫代表取締役社長、ローカルエナジーシステム株式会社の小泉亨代表取締役社長らが出席しました。本工場は6月に竣工。9月まで試運転を実施し、10月から商業運転の開始を予定しています。

◼️ブラックバークペレット(BBP)とは
国産バーク材を原料とした木質ペレットを熱処理することで製造される高付加価値バイオマス燃料。熊谷組と清本鉄工の独自共同開発により実現しました。
1.石炭に近い性質
発熱量、粉砕性、疎水性(水に強い性質)が石炭に近く、石炭火力発電所の既存設備を使って石炭との混焼が可能です。大規模な設備改修が不要で、屋外での保管もできるというメリットがあります。
2.GHG(温室効果ガス)の削減効果
ライフサイクル全体の温室効果ガス(LCA-GHG)排出量が低く、石炭からBBPに置き換えることで、全体のCO2排出量を低減させることができます。
3.国産由来のバイオマス燃料
愛媛県内を中心とした地域材由来のバークを原料とし、これまで十分に活用されてこなかった森林資源の価値化を通じて、資源循環の促進、林業・木材産業をはじめとする地域産業の活性化にもつながります。
また、本工場が立地する愛媛県ならびに西条市の積極的な脱炭素への取り組みに歩調を合わせ、行政や地域の皆さまと一体となった事業を展開してまいります。

4.幅広い用途
一般炭の代替として、石炭火力発電所、セメントのキルン燃料、産業・製紙用ボイラーの燃料に利用。また、微粉炭やコークスの代替として、PCI(微粉炭吹込み)燃料や還元材としても使われます。
◼️BBP開発の背景
日本政府は2050年カーボンニュートラルの実現に向け、第7次エネルギー基本計画において脱炭素化と安定供給の両立を掲げています。また、非効率な石炭火力発電については、2030年度に向けて段階的なフェードアウトを進める方針が示されており、発電分野における温室効果ガス排出削減は重要な課題となっています。石炭火力発電所の熱源を石炭からBBPに置き換えることは、脱炭素化を進める有力な選択肢として期待されています。
◼️西条ペレット工場概要
所在地:愛媛県西条市港157-1 製造能力:年間約30,000トン
敷地面積:約12,000㎡ 原材料:国産バーク材
◼️ローカルエナジーシステム株式会社
設立:2023年5月18日
資本金等:1億円
代表者:小泉亨
本社所在地:大阪府大阪市西区靱本町一丁目11-7
事業内容:木質バイオマスその他燃料の企画開発、技術支援、製造販売、輸出入及び仲介業
出資者:株式会社熊谷組(熊谷組子会社)
神鋼商事株式会社(神鋼商事持分法適用会社)
清本鉄工株式会社
◼️株式会社熊谷組
創業:1898年
資本金:301億円
売上高(連結):4,877億円(2025年度)
事業領域:①建設請負事業:土木事業(トンネル・橋梁・ダム・道路等)/
建築事業(住宅・事務所・病院・学校・商業施設等)/海外事業
②建設周辺事業:再生可能エネルギー事業/不動産開発事業/インフラ運営事業/技術商品販売事業
◼️神鋼商事株式会社
創業:1946年
資本金:56.5億円
売上高(連結):6,081億円(2025年度)
事業領域:鉄鋼・非鉄金属・原料・機械・溶接材の販売、輸出入など
◼️清本鉄工株式会社
創業:1937年
資本金:0.95億円
売上高(連結):490億円(2025年度)
事業領域:製造業・建設工事業など
